version 6.8.1
IMAP_Download (imap_ID; msgNum; headerOnly; fileName{; updateSeen}) --> 整数
引数 | タイプ | 説明 | |
imap_ID | 倍長整数 | --> | IMAPログイン参照 |
msgNum | 倍長整数 | --> | メッセージ番号 |
headerOnly | 整数 | --> | 0 = メッセージ全体, 1 = ヘッダのみ |
fileName | テキスト | --> | ローカルファイル名 |
実際のローカルファイル名 | |||
updateSeen | 整数 | --> | 0 = \Seen フラグを追加; 1= \Seen フラグを追加しない |
戻り値 | 整数 | エラーコード |
説明
IMAP_Download コマンドは、IMAPサーバからメッセージをディスク上のファイルとして取得するために使用します。添付ファイルが含まれるメッセージやサイズが32Kを超えるIMAPメッセージは、このコマンドを使用してダウンロードすべきです。添付ファイルはこの方法でダウンロードされたメッセージからのみ取り出せます。
imap_ID はIMAP_Loginで作成されるIMAPログイン参照です。
msgNum はメイルボックス中取り出すメッセージを指定するメッセージ番号です。msgNum は現在処理対象のメールボックス中のすべてのメッセージにおける、メッセージの位置を表します。特定のメッセージのメッセージ番号がセッションをまたいで同一であるとは限りません。
headerOnly は、メッセージ全体をダウンロードするかヘッダのみをダウンロードするかを指定する整数値です。
fileName には、メッセージを保存する際に使用するファイル名と、そのパスを渡します。この値は以下の三つの方法で指定できます:
・"" = IMAP_SetPrefsで設定したフォルダに、“temp1” (同じ名前のファイルが存在する場合、未使用のファイル名が見つかるまで“temp2”, “temp3”などが試されます) などのファイル名でファイルを保存します。
・"FileName" = IMAP_SetPrefsで設定したフォルダに、FileNameで保存されます。
・"Path:FileName" = FileNameで指定したパスにファイルを保存します。
最初の二つの場合、IMAP_SetPrefsでフォルダが指定されていなければ、ストラクチャと同階層 (4D シングルユーザの場合) または4D Client フォルダ (4D Serverの場合) に保存されます。
ファイルがディスクに保存されると、fileName 引数に渡された変数に最終的なファイル名が返されます。既に存在するファイル名をfileNameに指定してIMAP_Downloadをコールすると、増分された数値がファイル名に付加され、fileName変数に返されます。
updateSeen は\Seenフラグをメッセージに付加するかしないかを指定する整数値です:
? 0 = \Seen フラグを追加する
? 1 = \Seen フラグを追加しない
この引数はオプションで、指定しない場合のデフォルト値は0です。
参照
IMAP_GetMessage, IMAP_SetPrefs.