IMAP_Search

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version 6.8.1


IMAP_Search (imap_ID; searchCriteria; msgNumArray) --> 整数

引数タイプ説明
imap_ID倍長整数-->IMAPログイン参照
searchCriteriaテキスト-->検索条件
msgNumArray倍長整数配列メッセージ番号配列
戻り値整数エラーコード

説明

IMAP_Search コマンドは、カレントのメールボックスで、検索条件に合致するメッセージを検索します。searchCriteriaは一つ以上の検索キーからなり、msgNumArrayには検索結果のメッセージシーケンス番号が返されます。

imap_IDIMAP_Loginで作成されるIMAPログイン参照です。

searchCriteriaは一つ以上の検索キーを指定するテキスト引数です。検索キーは一つの項目または一つ以上の検索キーの括弧つきリストです。例えば:

SearchKey1 = FLAGGED

SearchKey2 = NOT FLAGGED

SearchKey3 = FLAGGED DRAFT

Note: 通常検索は大文字小文字を区別しません。

searchCriteriaが空の文字列の場合、検索は“select all”と同様です:

   IMAP_Search (imap_ID;""; msgNumArray)

... はカレントの作業中メールボックスのすべてのメッセージを返します。

searchCriteriaが複数の検索キーを含む場合、AND検索が行われます。

searchCriteria = FLAGGED FROM "SMITH"

... は\Flaggedフラグが付けられ、かつSmithから送信されたメッセージを返します。

? ORNOT 演算子を使用できます:

searchCriteria = OR SEEN FLAGGED

... \Seenまたは\Flaggedフラグが設定されたメッセージを返します。

searchCriteria = NOT SEEN

... \Seenフラグが設定されていないメッセージが返されます。

searchCriteria = HEADER CONTENT-TYPE "MIXED" NOT HEADER CONTENT-TYPE "TEXT"...

... content-typeヘッダに“Mixed”を含み、かつ“Text”を含まないメッセージが返されます。

searchCriteria = HEADER CONTENT-TYPE "E" NOT SUBJECT "o" NOT HEADER CONTENT-TYPE "MIXED"

... content-typeヘッダに“ e ”を含み、かつSubjectヘッダに“ o ”を含まない、かつcontent-typeヘッダに“ Mixed ”を含まないメッセージが返されます。

searchCriteria = OR (ANSWERED SMALLER 400) (HEADER CONTENT-TYPE "E" NOT SUBJECT "o" NOT HEADER CONTENT-TYPE "MIXED")

... 最初の括弧内条件式に合致するか、または二番目の括弧内条件式に合致するメッセージが返されます。

searchCriteria = OR ANSWERED SMALLER 400 (HEADER CONTENT-TYPE "E" NOT SUBJECT "o" NOT HEADER CONTENT-TYPE "MIXED")

... \Answeredフラグが設定されている、またはメッセージ全体のサイズが400 byte未満で、かつ括弧内の条件式に合致するメッセージが返されます。

最後の二つの例題で見たとおり、括弧の有無で検索結果は異なるものとなります。

searchCriteriaにはオプションで[CHARSET]定義を含めることができます。これは "CHARSET" 文字列と登録済みの [CHARSET] (US ASCII, ISO-8859) からなります。これはsearchCriteria文字列の文字コードを指定するものです。これを使用する場合、開発者はsearchCriteria 文字列を指定した文字セットに変換しなければなりません。(4Dの Mac to ISO コマンドを参照してください。)

デフォルトで、検索条件に拡張文字が含まれる場合、4D Internet CommandsはsearchCriteria 文字列をQuotable Printableでエンコードします。

searchCriteria = CHARSET "ISO-8859" BODY "Help"

... これは検索条件が文字セット iso-8859 を使用していることを意味します。サーバは必要に応じて検索条件を変換します。

検索値のタイプ

検索キーは、検索条件値を要求することがあります:

日付

<日付> 文字列は以下の文字列で記述されます: date-day+"-"+date-month+"-"+date-year。date-dayは日を表す数字で最大2文字です。date-monthは月の名前で (Jan/Feb/Mar/Apr/May/Jun/Jul/Aug/Sep/Oct/Dec) 、date-yearは年 (最大4文字)です。

例: searchCriteria = SENTBEFORE 1-Feb-2000 (日付は特別文字を含まないのでクォートで囲む必要はありません。)

文字列

<文字列> は拡張文字を含む場合、クォートで囲まなければなりません。文字列がスペースなどの特別文字をまったく含まない場合は、クォートで囲まなくても構いません。文字列をクォートで囲むことで、その文字列が正しく解釈されることを期待できます。

例: searchCriteria = FROM "SMITH"

Note: 文字列を使用するすべての検索キーは、含む検索が行われます。検索は大文字小文字を区別しません。

フィールド名

<フィールド名> はヘッダフィールドの名前です。

例: searchCriteria = HEADER CONTENT-TYPE "MIXED"

フラグ値

<フラグ> は一つ以上の (標準フラグを含む) キーワードを受け入れ、スペースで区切られます。

例: searchCriteria = KEYWORD \Flagged \Draft

メッセージの組

複数のメッセージを指定します。メールボックス中の1からメッセージ総数までの連続したメッセージシーケンス番号から指定します。

コンマで個別の番号を区切り、コロンは二つの数字間の範囲を表します。

例:

2,4:7,9,12:* は、15のメッセージがある時、 2,4,5,6,7,9,12,13,14,15を示します。

searchCriteria = 1:5 ANSWERED はメッセージシーケンス番号が1から5までのメッセージで、\Answeredフラグが設定されたメッセージを検索します。

searchCriteria= 2,4 ANSWERED はメッセージシーケンス番号が2と4のメッセージで、\Answeredフラグが設定されたメッセージを検索します。

使用可能な検索キー

ALL: メールボックス中すべてのメッセージ

ANSWERED: \Answeredフラグが設定されたメッセージ

UNANSWERED: \Answeredフラグが設定されていないメッセージ

DELETED: \Deletesフラグが設定されたメッセージ

UNDELETED: \Deletesフラグが設定されていないメッセージ

DRAFT: \Draftフラグが設定されたメッセージ

UNDRAFT: \Draftフラグが設定されていないメッセージ

FLAGGED: \Flaggedフラグが設定されたメッセージ

UNFLAGGED: \Flaggedフラグが設定されていないメッセージ

RECENT: \Recentフラグが設定されたメッセージ

OLD: \Recentフラグが設定されていないメッセージ

SEEN: \Seenフラグが設定されたメッセージ

UNSEEN: \Seenフラグが設定されていないメッセージ

NEW: \Recentフラグが設定されていて、\Seenフラグが設定されていないメッセージ: これは“(RECENT UNSEEN)”と同じ意味です。

KEYWORD <フラグ>: 指定したキーワードが設定されたメッセージ

UNKEYWORD <フラグ>: 指定したキーワードが設定されていないメッセージ

BEFORE <日付>: 内部日付が指定した日付より前のメッセージ

ON <日付>: 内部日付が指定した日付のメッセージ

SINCE <日付>: 内部日付が指定した日付以降のメッセージ

SENTBEFORE <日付>: Dateヘッダが指定した日付より前のメッセージ

SENTON <日付>: Dateヘッダが指定した日付のメッセージ

SENTSINCE <日付>: Dateヘッダが指定した日付以降のメッセージ

TO <文字列>: TOヘッダに指定した文字列が含まれるメッセージ

FROM <文字列>: FROMヘッダに指定した文字列が含まれるメッセージ

CC <文字列>: CCヘッダに指定した文字列が含まれるメッセージ

BCC <文字列>: BCCヘッダに指定した文字列が含まれるメッセージ

SUBJECT <文字列>: Subjectヘッダに指定した文字列が含まれるメッセージ

BODY <文字列>: ボディにヘッダに指定した文字列が含まれるメッセージ

TEXT <文字列>: ヘッダまたはボディにヘッダに、指定した文字列が含まれるメッセージ

HEADER <フィールド名> <文字列>: 指定したヘッダが含まれかつ、フィールドの値に指定した文字列が含まれるメッセージ

UID <メッセージUID>: 指定したユニークIDに対応するメッセージ

LARGER <n>: メッセージサイズが指定したbyteより大きなメッセージ

SMALLER <n>: メッセージサイズが指定したbyteより小さなメッセージ

NOT <検索キー>: 指定した検索キーに合致しないメッセージ

OR <search-key1> <search-key2>: どちらかの検索キーに合致するメッセージ

参照

IMAP_GetFlags, IMAP_SetFlags.


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