version 6.8.1 (Modified)
POP3_Charset (decodeHeaders; bodyCharset) --> 整数
引数 | タイプ | 説明 | |
decodeHeaders | 整数 | --> | -1 = 現在の設定を使用, 0 = 管理しない, |
1 = ISO-8859-1またはISO-2022-JPの場合、 | |||
Mac OS文字セットに変換、拡張文字をデコード | |||
bodyCharset | 整数 | --> | -1 = 現在の設定を使用, 0 = 管理しない, |
1 = ISO-8859-1またはISO-2022-JPの場合、 | |||
Mac OS文字セットに変換 | |||
戻り値 | 整数 | エラーコード |
説明
POP3_Charset コマンドはPOP3やMSGコマンドでメッセージを処理する際の、拡張文字の自動サポートを設定します。このコマンドが呼び出されないか引数に0が設定されていると、バージョン6.7以降の4D Internet Commandsはバージョン6.5.xと同様に動作します。
POP3_Charset を使用してまずヘッダの拡張文字のデコードの管理方法を指定し、次にメッセージボディとヘッダの文字セットの変換の管理を指定します。
このコマンドは、“Subject” やメールアドレスなどのメッセージヘッダに含まれる拡張文字のサポートに有用です (例えば“=?ISO-8859-1?Q?Test=E9?= <test@n.net >”のようなメールアドレスのデコード)。
decodeHeaders 引数は、POP3_MsgLst や MSG_FindHeader (互換性の注意を参照) コマンドが実行される際に、ヘッダのデコードや変換の処理方法を指定します。デフォルト値は0です。
? -1: 現在の設定を使用
? 0: 管理しない
? 1: 必要に応じてヘッダをデコードする。デコードが行われまた指定された文字セットがISO-8859-1またはISO-2022-JPである場合、ヘッダはそれぞれMac OS ASCIIやShift-JISで変換されます。
互換性の注意 (version 6.8.1): MSG_Charset コマンドが事前に実行されていなければ、POP3_CharsetはPOP3_MsgLstと同様にMSG_FindHeaderにも適用されます。
bodyCharset 引数は、MSG_GetBody (互換性の注意を参照) コマンドが実行される際に、メッセージボディの文字セットの変換方法を指定します。デフォルト値は0です。
? -1: 現在の設定を使用
? 0: 管理しない
? 1: “Body-Content-Type”の文字セットがISO-8859-1またはISO-2022-JPに設定されている場合、メッセージボディはそれぞれMac OS ASCIIやShift_JISに変換されます。
互換性の注意 (version 6.8.1): MSG_Charset コマンドが事前に実行されていなければ、POP3_CharsetはMSG_GetBody にも適用されます。
例題
1. 4D Internet Commands version 6.5.x使用時:
$Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"From";$from) $from:=ISO to Mac($from) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"To";$to) $to:=ISO to Mac($to) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Cc";$cc) $cc:=ISO to Mac($cc) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Subject";$subject) $subject:=ISO to Mac($subject) $Err:=MSG_MessageSize($msgfile;$HdrSize;$BdySize;$MsgSize) $Err:=MSG_GetBody($msgfile;0;$BdySize;$BodyContent) $BodyContent:=ISO to Mac($BodyContent)
2. 4D Internet Commands version 6.7使用時:
$Err:=POP3_Charset(1;1) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"From";$from) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"To";$to) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Cc";$cc) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Subject";$subject) $Err:=MSG_MessageSize($msgfile;$HdrSize;$BdySize;$MsgSize) $Err:=MSG_GetBody($msgfile;0;$BdySize;$BodyContent)
3. 4D Internet Commands version 6.8使用時:
$Err:=MSG_Charset(1;1) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"From";$from) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"To";$to) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Cc";$cc) $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Subject";$subject) $Err:=MSG_MessageSize($msgfile;$HdrSize;$BdySize;$MsgSize) $Err:=MSG_GetBody($msgfile;0;$BdySize;$BodyContent)
参照