version 2003 (Modified)
SMTP_Auth (smtp_ID; userName; password{; authMode}) --> 整数
引数 | タイプ | 説明 | |
smtp_ID | 倍長整数 | --> | メッセージ参照 |
userName | 文字列 | --> | SMTP認証で使用するユーザ名 |
password | 文字列 | --> | SMTP認証で使用するパスワード |
authMode | 整数 | --> | 使用する認証モード: |
0 または省略 = サーバが指定するモード | |||
1= PLAIN, 2 = LOGIN, 3 = CRAM-MD5 | |||
戻り値 | 整数 | エラーコード |
説明
SMTP_Auth コマンドは、認証を要求するSMTPサーバを使用してメールを送信する場合に使用します。スパムなどの目的でメッセージや送信者の偽装リスクを軽減するために、SMTPサーバはこのような認証を要求します。
このコマンドは userName および passwordが空でない場合にのみ実行されるため、認証が必要であるかないかにかかわらず使用できます。
smtp_ID はSMTP_New コマンドで作成されるメールメッセージ参照です。
userName はSMTPサーバに認証のために送信されるユーザ名です。
password はSMTPサーバに認証のために送信されるパスワードです。
Note: userName または password が空の文字列の場合、SMTP_Auth コマンドは実行されません。
オプションのauthMode 引数を使用して、使用する認証モードを強制することができます。
・0を渡した場合、SMTP_Auth コマンドで使用される認証モードは、サーバがサポートするモードのうち最も安全性の高いモードとなります (CRAM-MD5, LOGIN そののち PLAIN)。
・1を渡した場合、認証モードはPLAINが使用されます。
・2を渡した場合、認証モードはLOGINが使用されます。
・3を渡した場合、認証モードはCRAM-MD5が使用されます。
authModeが省略されると、デフォルトで0が使用されます。この引数で指定された認証モードがSMTPサーバでサポートされていない場合、エラーが返されます。
例題
この例題では、4Dデータベースに格納された特定のフィールドの内容に基づき、メッセージが認証ありまた話で送信されます:
C_INTEGER($vError) C_LONGINT($vSmtp_id) C_STRING(30;$vAuthUserName;$vAuthPassword) $vError:=SMTP_New($vSmtp_id) $vError:=SMTP_Host($vSmtp_id;"wkrp.com") $vError:=SMTP_From($vSmtp_id;"herb_tarlick@wkrp.com") $vError:=SMTP_Subject($vSmtp_id;"Are you there?") $vError:=SMTP_To($vSmtp_id;"Dupont@wkrp.com") $vError:=SMTP_Body($vSmtp_id;"Can we have a meeting?") ` サーバが認証を要求する場合、以下のフィールドには認証情報が含まれる ` そうでない場合、空の文字列が返される $vAuthUserName:=[Account]AuthUser $vAuthPassword:=[Account]AuthPass $vError:=SMTP_Auth($vSmtp_id;$vAuthUserName;$vAuthPassword) $vError:=SMTP_Send($vSmtp_id) $vError:=SMTP_Clear($vSmtp_id)